東京都品川区では、「フレイル予防フェスタ2024」と銘打った高齢者支援のイベントを、11月9日に区立中小企業センター(大井町駅・下神明駅)にて開催するそうです。
「フレイル予防」と呼ぶと「介護予防」というより老人ぽい印象がなくなり、元気シニアにとって行きやすいイベントに感じるでしょう。
実際、国立長寿医療研究センターの提唱する「フレイルチェックリスト」を見てみると、大半が50歳台の現役労働者でも感じることばかり。例えば〝わけもなく疲れたような感じがする〟など。
フレイルは年寄りだけのものではない、ということです。
最近は、マスコミがオーラルフレイル(ほっておくと誤嚥に)、アイフレイル(視力→認知力低下)といって、最終的には「通販広告」に結び付けるようなステルスマーケティングを展開していますが、「アイフレイルにはなっているだろうな…」と実感する中年層は多いような気がします。
老眼とも違うアイフレイルという目の衰えは、今「後期高齢者」と呼ばれている世代より、携帯電話を酷使してきた若い世代の方が「なっている率」が高いはずです。
雑誌・婦人公論の記事で、単なる寿命と健康寿命について書かれています。要約すると「長寿になっても晩年長い間要介護状態なら無意味。そうならないよう自身のフレイルをチェック!」みたいな内容。
これから在宅生活を頑張っていくシニアとその予備軍は、自治体などの発信するフレイル予防イベントに少し着目してヒマがあれば参加してみるのも手かもしれません。
品川だけではなく、渋谷区も今月初頭に予防イベントを開催していました。