無縁遺体と老人ホーム側の赤字

読売新聞愛知版が取材したところ、県内の無縁遺体は23年度だけで2408体もあったそうです。

地方でこの数だと東京都内は?と検索して見ると、東京都建設局のリリースがあり、具体的遺体数は不明なものの、巻末に以下のような記載がありました。

無縁墳墓調査整理事業の進捗に伴い、遺骨の改葬先となる約11,000体分の無縁塚の整備を八柱霊園にて行うべく、所要の予算を計上する。

八柱霊園というのは、千葉県松戸市にある桜の花見で有名な巨大な都立霊園であり公園です。
ここに23年度に上記11,000体分の無縁塚整備として1億円くらいの予算を計上するそう。
やはり東京都はけた違いのようです。

老人ホーム入居希望者の中にも身寄りなし及び家族の拒否で無縁状態の人が多くいます。
こういう場合、施設側の好意にすがる形で葬儀や納骨を老人ホーム経営者の方の遅延などでお願いすることになります。

おかげで無縁仏にならずにすむものの、多くは預金なし低年金の人のため、老人ホーム側にマイナスが生じたりします。
普通のアパマンと同様に単なる入居者として、無縁扱いしても構わないのですが、そこは福祉を志す人として見て見ぬふりはできないそうです。