「東京都内の歩道とシニアカー」に関する記事

( 参考:WebCarTopー『高齢者の足は危険と隣り合わせ~~』 )

記事によれば、シニアカーは車両分類として「電動車いす」になるそうです。
そして、道路交通法によると「歩行者」とみなされます。
つまり、車道を走行してはいけず、歩道を歩かなければいけません。

国内のほとんどの地域は「クルマのため開発されたクルマ優先の道路」であり、歩道は「おまけ」みたいなものなので、シニアカーで通行するには苦労と事故リスクの多いスペースです。

東京都内においては、江東区や江戸川区等は、車道における自転車道路の区分もキチンと分けてあるうえ歩道も広くとってあるので、高齢者が車高の低いシニアカーで歩道を走行するさい安心できます。何よりフラットな平地です。

しかし、港区や板橋区など坂の多いエリアだと、歩道があっても特に下り坂など車高が低いシニアカーでは地面スレスレに滑り落ちるようで、怖いと感じる高齢者も多いでしょう。
また、足立区等は数多いパチンコ店の周囲を始めとして違法駐車の自転車で歩道が塞がっていたりするので、シニアカーで活動するには困難なエリアです。

ただ23区の場合、人目が多いことがリスクを軽減してくれて、シニアカー事故に限らず、お年寄りが道路で倒れてたり困っていたりすると、必ず誰かが助けてくれたり通報してくれたりします。

この点でいうと、田んぼの畦道の側溝に落ちても誰にも気づかれない、交番もコンビニも人目もないような田舎の農業地域でシニアカーを使うより、都内のほうが安心感があります。