( 参考:上毛新聞ー『介護現場の外国人材 群馬の半数超が歓迎』 )
上毛新聞の記事です。
上毛新聞は群馬県の地元民愛読紙。
人気作家の横山秀夫氏の著作『クライマーズ・ハイ(日航ジャンボ御巣鷹山墜落事故を題材にした小説・映画)』は、横山氏が上毛新聞の事件記者時代の体験を基に書かれました。
栃木県の下野新聞がライバル紙。両方とも各県では圧倒的な人気を誇ります。
記事に書かれているのは、群馬の高齢者施設の半数以上が外国人人材に期待を寄せているというもの。
昨年度より更に必要性を感じるという老人ホーム経営陣へのアンケートが書かれています。
ほぼ東南アジアからの受入れですが、これは群馬県に限ったものでなく、東京都内の特養でも聞く限り相当数の外国人人材に頼っています。
荒川区や足立区の特養では、理事陣が所有(?)しているマンションやコーポの部屋数の半分くらいを外国人介護士さん用の寮にしています。
都内でも群馬や栃木でも東南アジアの人達を歓迎するのは、即戦力になり、文句を言わず、言葉の壁はほとんどない(1年もすれば日本語を話せる)というコストパフォーマンスの高さからです。
日本の「円」の衰退を考えると、これからはこれら後進国からの人材は、富裕な他国に優先され、期待を持てなくなる可能性が高いです。
他国に行けば倍の給料になると知っている今いる優秀な人達を、どれだけ手厚く福利厚生してつなぎとめられるかが課題に思えます。