老人ホーム生活での失敗など

老人ホーム紹介業務の中で、「現在入居している高齢者施設から新たな施設に移りたい」という相談というか依頼が、けっこうな数あります。

( 参考:現代新書ー『老後の人生を「成功する人」と「失敗する人」の意外な違い』 )

講談社の現代新書公式サイトで、同社書籍『世界は経営でできている(岩尾俊兵)』の内容を紹介していますが、その中で著者は老後を成功するか否かについて以下の様に分析しています。

たとえば、介護施設の中で介護士に対して威張り散らす人がいる。まるで昭和の管理職の仕事風景を介護施設で再現しているかのようだ。そうした人は、昭和パワハラ的に、介護士をささいなことで叱責して人格否定にまで及ぶ。(現代新書より

これは、老人ホームでの介護士さんによる入居シニアへの虐待事件について「原因を推察」している一文です。
威張り散らすのは入居者本人だけでなく、「自分は一円も金を出さないタイプの身元引受人」にも多くいます。

この書籍は、老人ホーム生活を紹介するものではなく、老後不安についての解消法を多数の事例から解説してくれるものですが、今、施設入居を考えている本人や家族にとっては参考になります。

(この手の『是非論』は2000年に筑摩書房から出版されたアメリカ実業家ロバート・キヨサキの著書で当時の超ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』と似たり寄ったりですが、『老後』に限定している点で良い本です)