老人ホーム紹介業とは?

老人ホーム紹介業とは?

【老人ホーム紹介業】とは、入居先を探す高齢者に老人ホームを無料で紹介し、紹介先の老人ホームから『広告料・宣伝費』をもらう仕事のことです。

この場合の老人ホームは、住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、ケアハウス(軽費老人ホーム)、および特養や老健を意味します。
老人ホーム紹介で『広告料・宣伝費』を紹介先ホーム・施設からもらうことについては、紹介サイト最大手の「みんなの介護」を検索して見てもらえばイメージしやすいでしょう。

みんなの介護は日本中の老人ホーム情報を網羅した、国内最大の紹介サイトであり、【老人ホーム宣伝サイト】です。

無料老人ホーム紹介‐「無料」の理由

紹介業者によるホームの案内において、入居する高齢者側からお金をもらうことはありません。

老人ホーム紹介を「不動産賃貸の仲介」と重ねて考え「仲介なら貸し手・借り手の両方から仲介料をもらうだろう、ならば紹介される側もお金を取られるのでは?」とイメージされる方が多いです。

しかし、老人ホーム紹介は、不動産仲介とは全く異なります。不動産業では全くなく、どちらかといえばクライアント(老人ホーム)から「広告料・宣伝費」をもらう、広告代理店に近いサービス業に当たります。老人ホームは紹介業者にとって、「貸主」ではなく、「クライアント」またはコンサルティング顧客としてのお客さまになるわけです。

つまり、紹介業者は広告料で成り立っているので、高齢者側からお金をもらう必要はなく、よって「無料紹介」というスタイルになるわけです。
※だから老人ホームを探している側の高齢者やご家族は、「無料紹介」だからといって、臆したり遠慮することなく、業者を使って差し支えありません。

紹介を受ける「老人ホーム」の割合

上記の通り、老人ホーム紹介業者から案内されるホームには、住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、ケアハウス(軽費老人ホーム)、および特養や老健などがあります。

この紹介業者が案内するホームのうち、住宅型・介護付き・サ高住への紹介割合がほとんどを占めます。これは、この住・介・サの施設が民間運営であって、広告料を支払う「予算」を持っていることが主因です。

また、ケアハウスや特養・老健などは社会福祉法人が運営する「半民・半公的施設」のようなものなので、【入居先探しに困った高齢者が最初に相談に行く公的機関】である地域包括支援センターさんからの情報交換や連携がスムーズであり、あまり広告料を使わなくても集客に困らない、というメリットから、老人ホーム紹介業者が介在する必要がない、ということもあります。