介護美容と老人ホーム内の女性シニア

介護美容とは、特に女性シニアに美を保ち、若さと心の健康を維持してもらえるよう、ヘアケア、ネイリング、化粧やアロマテラピーなどを施すサービス全般を意味します。
髪の毛を切るには美容師免許が必要ですが、その他はほぼ民間資格なので、誰でも始められます。

老人ホームでは入居者の健康維持をサポートする外部サービスには寛容です。
店舗を持たない出張営業の人達には、技術力と良心的な価格設定であれば、シニア顧客にサービスを提供できる最適な媒介場所になるでしょう。
施設に入居しているシニア達もイベントが欲しいし、おしゃれも続けたいので、介護美容に関するイベントはさらに増えていく様相です。

( 参考:日テレNEWSー『“介護美容”で高齢者をサポート』 )

地方の介護美容協会も、空き店舗のレンタルスペースで、シニア女性に上手なメイクやネイルの方法を紹介するイベントを開催しているようです。

( 参考:yahoo!ニュースー『介護美容で…「最後に爪をキレイにしてほしい」その2時間後亡くなったお客さん』 )

コロナ禍に老人ホーム入居者向けの出張ネイリングサービスを起業した都内女性の記事です。

( 参考:テレ朝NEWSー『“介護美容”の魔法の力 指先も心も10代』 )

上記の出張ネイリストが練馬区の老人ホームで美容介護をほどこしているさまを、テレビ番組のサンデーLIVEの松岡修造のみんながん晴れというコーナーで取材報道されていました。

介護美容は認知症予防に役立つ(のではないか)という、研究結果も出ているようです。

老人ホームや特養、ケアハウスの多くは、カレンダーに毎月「美容室デイ」「ネイルデイ」と書き込まれていて、出張サービスがきてくれるようになっています。

そして、知人のコネかなにかでしょうか、都内のある老人ホームでは、スタイリストやメークアップアーティストがきて無料で美容教室を開いている所もあります。

介護美容が直接認知症予防になるかは不明ですが、こういう介護美容を取り入れている施設の女性シニアは総じて元気ハツラツでおしゃべり大好きだったりするので、若さ・明るさ維持効果は完全に100%アリといえます。