( 参考:介護ポストセブンー『高齢者施設の<レクリエーション>に関する調査』 )
老人ホームやデイサービス等、介護施設で行われるレクリエーションに対するアンケートを【若い世代】に行った結果をまとめた記事。
ネット調査によるもので「将来老人ホームに入居するならダンスやエクササイズ、散歩やピクニック、読書やカラオケをしたい…etc」といった集計結果でした。
利用者と毎日顔を合わせるわけでもないデイサービスに比べ、老人ホームは毎日のレクリエーションに苦労します。
管理者は時間があればネットで新しいレクや他の高齢者施設のレクの動向をマメに調べていますし、取引先の老人ホームに「新刊のシニアエクササイズやレクの本」をプレゼントすると殊の外喜んでもらえます。
群馬県や茨城県などで展開する老人ホームグループには、オーナーが農地を所有しているケースが多々あり、農地を使って農作物栽培や園芸を好きなだけできるので、これは一番ぜいたくで健康なレクになります。
しかし、東京都内や23区近隣自治体で運営している介護施設の場合、その施設建物さえ借地や賃借建物だったりするので、こういうアウトドアレクができる余地はありません。
そうなると、屋内レクをどれだけ充実させて入居者を満足させられるかが、その施設の「雰囲気」を明るくポジティブなものとPRするネックになります。
よく現入居中の老人ホームから新しい老人ホームへの転居を、ご家族から依頼させることがあります。
これの原因の多くは、「今いる老人ホームは見舞いに行くたび親が不憫になる暗さだから」というのが一番、二番は「施設内イジメ」です。
日中の一番思考が働く時間、レクリエーションで利用者に楽しさや親密感を与え続けられたら、それが利用者の一日のメインの体験として残ります。
都内など外出レクが難しいエリアの老人ホームほど、屋内レクの充実に創意工夫が必要となります。