親の介護はホームか自宅か、についての記事

( 参考:週刊ダイヤモンドー『【後悔しない“親の看取り方”】介護で知っている人だけが救われる、「在宅と施設」』 )

記事は、在宅介護にかかる細かい費用などを紹介していて参考になります。ダイヤモンドオンラインを読むには、まず無料登録会員になる必要がありますが、これはメール登録すれば5分で終わります。

介護リフォームや見守り装置などをレンタルする場合の料金や、訪問介護を入れデイサービス通所するのに介護保険1割負担なら3万円弱であること等が説明されています。

記事執筆者としては、「老人ホーム入居より在宅介護の方が月々の費用は安く済むが初期投資が必要なので、施設か在宅かは個々人で慎重に検討しましょう」という結論のようです。

老人ホームか自宅かは本当に悩むところで、本人(シニア)は「自宅を終の住み家にしたい」と考えるのが当然ですが、ニュースを見ていれば、これが家族に迷惑をかけることになるのを薄々と感じています。

また介護する側もその心理的負担は大きく、親が死んで看取った後もこれでよかったのか後悔することも多々あります。以下はそんな記事です。

政府は介護労働者不足の安易な打開策として、気安く家族の務めや倫理感を盾に在宅介護を推し進めますが、そんな簡単な話ではありません。

老人ホームへの入居希望のためシニア本人が申し込んでくる場合、「家族に迷惑をかけたくない」と自分自身で電話してくる人も多いです。
そういった方は、老人ホームの体制として「入居してからあれこれ家族をホームに呼び出したりしないか?家族に費用負担させることはないか?」など非常に家族を心配します。

多くは東京都内在住者に群馬県や茨城県・栃木県の老人ホームを紹介するため、いちいち東京の家族を地方に呼びつけることへのシニア本人の肩身の狭さは知っています。

だから紹介側としては、もちろんそういう面倒のない老人ホームを案内することに加え、「病院の退院時とあなたが死亡した時の死亡届など家族でなきゃできない役所手続き以外は東京の家族を呼びつけることはしませんよ」と説明しています。

老人ホームに入るにも、こういう心労との葛藤があるので、「ホームか自宅か」は家族会議を何度も重ねて慎重に決める必要があるでしょう。