( 参考:介護ポストセブンー『老後の幸福度が変わる!「老いを楽しめる人」と「老いを僻(ひが)む人」』 )
記事でも指摘している、「老人ホーム生活を楽しめる人は聞き役に回れる人、施設で孤立するのは自慢話と悪口ばかりいう人」という話は、多数の高齢者施設に入居者を紹介してきた中で実感として感じるところです。
老人ホームの場合は、「老いを僻む人」が増えると施設全体の雰囲気が悪くなるため、入居審査の面談で「訪問介護スタッフの仕事が雑だ、ケアマネが言うこと聞かない、隣人が嫌なやつで・・・」などなど愚痴ばかりいう人は、丁寧に断るようにしています。
シニア向け施設の多くは同様の入居拒否が可能ですが、相談されたら断りにくい役所や地域包括支援センターや居宅のスタッフさんは、けっこうな被害を受けているはずで正に老害といえるでしょう。
記事でも、結局は「ヘルパーさんなどケアする人とのコミュニケーションからはじめましょう」としめています。
年取ってから自分で性格改善するのは無理ですから、親の老後を楽しめるようにできるか否かは在宅で見守りをしている家族の義務ともいえる仕事になります。