(東奥日報8月17日記事より)
【爪にシール貼り認知症不明防止】という、このサービスは2015年のオレンジプランを元に、2016年、埼玉県入間市で初めて採用されました(入間市の地元企業オレンジリンクスが開発)。
この製品の名称は「爪Qシール」と呼び、シールにプリントされたQRコードを読み取ると、「入間市×××(個人特定番号) 電話0429641111(入間市役所)」と表示されます。
地方に行くと、一日に数回は市の広報(防災無線)で「行方不明の高齢者を探しています」と大音量で流しています。
また、老人ホーム紹介で面談する家族の悩みで一番多い相談は、徘徊、になります。
認知症の親のいるご家族には、親にスマホを持たせて、GPS機能を活用して徘徊対策とする人もいますが、これはほとんど(徘徊時にスマホを家に置き忘れるので)成功例にはなりません。
また、入居者の自由な行動を推す優良な老人ホーム(またはケアハウスや老健)ほど、認知症のシニアによる散歩という名の徘徊に職員が頭を悩ませます。
記事によると、この爪Qシールは【現在13の自治体・団体で使用】されているだけのようです。粘着力も強いようなので、かなり実践的に利用できそうで、もっと広まって良い「介護用品」です。