( 参考:時事メディカルー『認知症と回想法』 )
9月は認知症・オレンジ月間として、東京都内の殆どの各自治体がオレンジカフェなど認知症予防と高齢者への地域コミュニティ参加を啓発するイベントが開催されます。
この時事通信の記事では、「回想法」という認知症予防のスキルを紹介しています。
この回想法は、都内のシニアに紹介する群馬や茨城・栃木の老人ホームのほとんどが日中スケジュールに何かしらの形で取り入れています。
このコミュニケーションスキルは、1960年代にアメリカの精神科医が開発したもので、もう60年以上の歴史があります。
認知症に有効性の高い作業として既に浸透しているのでしょう。
老人ホームなど施設介護を受けている高齢者は、ホームの職員さんの普段の接し方や日々のイベントスケジュールで、この回想法の恩恵を受けている割合は高いです。
対して、在宅介護で頑張っているシニアの場合、家族が意識してこの回想法に似た〝会話の中で『昔の話、経験、想い出』を話題に挙げ長期記憶を回帰させる〟作業をしてあげること、これを意識して接することが、本人をボケさせない唯一の助けになります。